人間はどうして肥満遺伝子を持っているの?

肥満遺伝子はどのようにできたのか?

太古の昔、狩猟によって食糧を得ていた時代、人は獲物が獲れるまで栄養がとれない日が続いていました。

そのため、人の身体は何日も獲物が獲れない状態に備えて、獲物を確保できた時、脂肪や糖質を蓄えておく仕組みをつくり、飢餓時に備え効率的にエネルギーを保存できるようになりました。 昔の人々は、食べれる時に食べて太り、食べられない時は、蓄えた脂肪を使って生き延びていた為に痩せていったのです。

その情報が「遺伝子」となって現代も受け継がれています。 その遺伝子に異常がおきてしまった為にできたのが「肥満遺伝子」となります。

どうして肥満になるの?

ほとんどの国ではほんの数十年前まで、いつでも好きな時に好きなだけ食べられる。という環境ではありませんでした。 なので、太り続ける状態でいることは出来なかったのです。

しかし、現在の日本を見てみると、飢餓状態になること自体が稀になってしまった為、際限なく太ることが出来るようになってしまいました。

そのため、太古の昔と大きく変わった食生活と運動量の違いにより蓄積されてしまったエネルギーが、体脂肪となってしまったのです。

炭水化物や糖質、脂肪をたっぷり食べられ、尚且つ交通機関の発達が進んだ今の時代だからこそ「肥満」という現象が起こることが分かります。

肥満の原因は日々の生活にある!

親が太っているから、肥満遺伝子をもっているからと言って、「私が太りやすいんだ」と考えるのは間違っています。 肥満体型がそのまま遺伝するわけではありませんし、太りやすい遺伝子があるから太るわけでもありません。

一番の問題は、今、自分が置かれている環境なのです。
好きなモノを好きな時に好きなだけ食べてはいませんか?
食べる量に見合った運動を日ごろからしていますか?
遺伝子の問題よりも、太りやすい環境にいるかいないかで肥満体型が出来上がるといえます。

ではなぜ肥満遺伝子を調べるの?

肥満遺伝子検査でわかることは、自分の体質についてです。 自分の身体がどのような遺伝子情報できているかを把握することにより、日々の生活習慣のなかで気を付けた方が良いところはどこなのかが分かります。

なので、少し太り気味なことを気にしている人なら、自分の身体に見合ったダイエット方法や病気のリスクが分かりますし、今の体型を維持していきたい人も、今後、どのようなところを気にしていけば良いかが分かるのです。